2018年3月21日水曜日

ネックリモデリング バルーン(ダブルルーメンex セプター)



ネックリモデリングバルーン
Scepter(Terumo)Masamune(富士システム)


構造の特徴(ex Terumo)

・セプターにおける構造の特徴は、ダブルルーメンという点である。

・ガイドワイヤー通るルーメンとバルーンルーメンが独立している。

・使用できるマイクロガイドワイヤー(以下MG)が支持性の高い 0.014インチ

因みに

SHOURYUTenrou(0.010)のみ

Transform0.014

Hyper Glide&FormX pedion(0.010)

Masamune0.012(2.8Frタイプの場合)0.018(3.2Frタイプの場合)

またシングルルーメンタイプのバルーンと異なり還流ラインが必要となります。


*バルーン先端にはエアーの抜ける孔があり

ここからエア抜きを行うということも特徴の一つであり、ワイヤールーメンとバルーンルーメンが独立していることより、意図しないバルーンの拡張や視認性の低下などが生じない。
*造影剤は粘度が高いため、エアーパージホールを抜けきるまで高い圧力と長い時間(1分間)を要する

バルーン(Scepter)の準備
   ヘパ生にてガイドワイヤールーメンをフラッシュ
  ホルダー内をヘパ生にて満たす(この状態を30秒間維持する)
30秒プライミングが必要な理由は、バルーン部分にもHydrophic coatingされており十分なプライミングがされていないとピンホールやクラックの生じる可能性があるつまり、バルーンをほどよくウェットにしておかないとバルーンに穴あくということ

  ホルダーからカテーテル本体を慎重に取り出す

イドワイヤールーメンにYコネクター装着し

Y
コネクターを十分にへパ生にてプライミングした後にガイドワイヤーをワイヤールーメンに挿入

バルーンルーメンのプリパには10mlのシリンジ使用する方法と1mlのシリンジを使用する2通りの方法あり

10mlを使用する場合
    10mlのシリンジにて三活を希釈造影剤満たした後にこれをインフレーションポートハブに直接接続する。
10mlでは添付文書上はインフレーションポートハブを混合溶液で満たす必要ないと記載(1mlシリンジでのプリパとの違い)
片手でバルーンの手元数mm
の部分を持ちバルーンを上方へ向けシリンジ内の希釈造影剤をプッシュしてエア抜き


   バルーンが完全に拡張するまでプッシュを止めたり、タッピングは行わない
④先端まで希釈造影剤で満たされるまで注入維持し、バルーンを傾けない
*セプターのマーカーは3つで、バルーンは2番目と3番目のバルーンの間にあります。矢印のところ
   シリンジに陰圧かけデフレ。この際バルーンは生食ないしヘパ生内に浸潤させて行う。バルーンが完全にデフレしたら治療に際し使用する三方活栓接続し1mlのシリンジに付け替える。バルーン部分はへパ生につけておく。
バルーンが完全にデフレされても三方活栓は閉じない(ロックしない)
ロックした場合、インフレーションルーメンの陰圧にて生食は血液を吸引してしまいバルーンの造影性が低下する可能性あるため。
B 1mlを使用する場合
    1mlシリンジに接続した導入針を用いてバルーンルーメンのハブを希釈造影剤で満たす。
  希釈造影剤で満たした1ml
シリンジでプライミング済の三活をバルーンルーメンに接続する

  バルーン部分をヘパリン生食に浸した状態で、希釈造影剤をゆっくり注入する
  はじめにバルーン拡張せずエアーが抜け、そのあとにバルーンが拡張

三活が解放されていることを確認し、シリンジを引く
  デフレした後は使用するまでバルーンをへパ生につけておく


セプター10ccプリパ編
https://www.youtube.com/watch?v=wkTkqzOhNic

セプター10ccデフレ編
https://www.youtube.com/watch?v=pL4MrX4c7KY

セプター1ccプリパ編
https://www.youtube.com/watch?v=1V0NV5nH4aU

bubble recovery technique いわゆるバルーン内に泡が残ったときの対処法です
https://www.youtube.com/watch?v=seESG35oE1w
 















 

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